第9回口頭弁論傍聴記
10月6日、フリーライターAさんが起こした裁判の第9回口頭弁論が開かれました。
前回の口頭弁論で被告側から陳述書と証人申請が提出されなかったため(代わりに出された上申書には、①9月22日に証拠申出を行わないこと、②原告・被告間の遮蔽措置に反対すること、③被告・傍聴席間の遮蔽措置は希望することが記されていました)急きょ設定されたもので、出版ネッツからAさんを含め7名、全体で16名の傍聴支援がありました。
当日は被告本人の他、Aさんと一緒に食事等をした女性の陳述書も提出されました。ただし申請した証人は被告のみ。そのため裁判官から、証人として採用するのは原告と被告のみとの判断が下されました(原告側はAさん本人のほか、最初にAさんから相談を受けた杉村和美さんの証人申請もしていました)。
結果、11月に東京地裁で行われる証人尋問の持ち時間は、原告が主尋問(原告側代理人が原告に対して行うもの)が55分で反対尋問(被告側代理人が原告に対して行うもの)も55分、被告が主尋問(被告側代理人が被告に対して行うもの)45分で反対尋問(原告側代理人が被告に対して行うもの)が55分となりました。
なお原告・被告間の遮蔽措置に関しては、裁判長から具体案の提示を求められていたことから認められるはずです(被告・傍聴席間の遮蔽措置は「裁判は公開で行う」との原則から外れるため、おそらく認められません)。
裁判も山場ということで、証人尋問ではいつもより大きな法廷が用意されます。多くのみなさんが傍聴により、Aさんを支援することを望みます。
(澤田裕/編集)